2014年7月11日(金)第228号『備えあれば… (Well Prepared Means No Worries.)』

【宮崎公立大学(MMU)事務局よりお知らせ】
今号から、MMUブログ『週刊 花の金曜日』は、これまで以上に多くのスタッフが執筆することとなりました。よりバラエティに溢れる『週刊 花の金曜日』を、今後ともよろしくお願いします。
第1弾の執筆者は、サヤマ事務局長です。それでは、どうぞ!

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7月も中旬に入り、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

宮崎の大好きな青空をなかなか見ることのできないこの時期、なんとなく、気持ちが落ち込むのは私だけでしょうか。

さて、呑気なことを書いていますが、梅雨の季節になると、大きな災害のニュースが必ずと言っていいほど、飛びこんできます。つい先日も台風8号が全国的に大きな被害をもたらしました。最近の雨は、短時間に大量の雨が降ることにより、雨水の逃げ場が無くなり、浸水などの被害をもたらすようです。

ご存じの方も多いかと思いますが、宮崎公立大学の体育館は、宮崎市の指定避難所に、研究講義棟は津波避難ビルに指定されています。また、グラウンドは、地震発生時の一時避難所にも指定されています。

 

 

今年は、万が一の災害に備え、中長期的な避難にも対応できるように、体育館にはマンホールトイレや投光器などの備品も配備されることになっており、指定避難所としての機能強化につながるものと思っています。

こうした備えが備えのままで終わることが一番望ましいのですが、やはり、万が一の備えは欠かせませんので、備品配備だけではなく、避難所としての施設がある大学の職員として、万が一のときの心構えや対応等を確認しておかなければいけないと強く思っているところです。

さて、もう一つ、大学が災害対策に貢献していることを書きたいと思います。

 

 

体育館の西側のグランド、ご覧になられた方は、少し土地が低くないか、と思われたのではないかと思います。これは、雨水が大量に降った際に、下水道や河川に一気に流れ込み、オーバーフローしないようにある程度の貯水ができるようにという機能を果たしています。いつもは、学生などがスポーツをしている場所ですが、豪雨の時などは、災害対策の場に変身しているんです。雨の後などは、水が結構残って、スポーツには不便になりますが、減災には一役買っているんです。

雨上がりに宮崎公立大学のグラウンド周辺を散歩されるときには、ぜひ、そのような目でも見ていただけると、違った光景が見えてくるかもしれませんね。