令和5年9月29日(金)第528号『石の上にも30年』

正面からみたMMU

「宮崎公立大学は、広く知識を授け、深く専門の学術を教授研究し、高い識見と国際的な視野を持つ人間性豊かな人材を育成するとともに、広く地域に開かれた大学として生涯学習の振興、産業経済の発展及び文化の向上に貢献することを目的」(宮崎公立大学学則第1条から抜粋)として1993(平成5)年に開学し、今年2023(令和5)年に開学30周年を迎えました。

 

開学10周年には公立大学として地域貢献の充実を図るため、その拠点となる凌雲会館を建設し、開学20周年にはスターリング大学(英国)との学術交流協定締結による国際交流の発展を図るなど、本学は節目となる年に、その魅力を高めるための事業に取り組んできました。

そして、開学30周年となる今年は、「「学生に」「知らなかったことに出会える、未知のものを生み出せる、新しい自分になれる機会を」「集まりたくなる、来たくなる場を作ることによって」提供する」という事業コンセプトの下、各事業を実施しています。今回は、既に完成・完了した事業、そして近日中に実施する事業を、この場を借りてご紹介します。

 

まずはじめに、「福利厚生棟改修事業」(学生食堂の改修)です。
これは、昼食の時間は寛ぐことができ、それ以外の時間では自習のほか、グループワークを通して交流できる空間づくりのため、学生食堂の大幅なリニューアルを行ったものです。床の張替えをはじめ、机や椅子の入れ替え、レイアウトの工夫など、専門家の意見を取り入れ、コンセプトに沿った空間づくりを行いました。

リニューアルオープンした学食

 

次に、「就職活動支援事業」(ワークブースの設置)です。
コロナ禍を経て、企業や自治体の採用選考において様々な場面でオンライン化が進んでいることを踏まえ、大学としてその支援策の1つとして、オンライン対応のスペースを設置しました。これにより、学生が慣れないオンライン面接の準備に煩わされることなくweb面接等に集中することで、本来の実力を発揮することのできる環境づくりを行いました。

学生が集中できるよう、備品等も設置

 

そして、11月4日(土)に実施する「MMU Local Hopper Contest」(LHC)

「記念式典、記念講演会及び卒業生との交流会」です。

当日は、記念式典、講演会に続き、LHCを実施します。これは、学生グループが地元企業や団体が抱える課題について、各団体との対話やフィールドワーク、グループワークを通じて、その対策方法を考え、発表するというものです。当日は19名の学生が9グループ(1テーマに3グループずつ)に分かれて発表を行い、課題を提案していただいた地元企業や団体に、その審査を行っていただきます。

最後に、その日の締めくくりとして、本学同窓会凌雲なな会様の主催により、同窓生(卒業生)と学生の皆さんが交流できる場を設けていただきます。

コンテストの募集ちらし

 

このように、2023(令和5)年の開学30周年記念事業では、学生をメインターゲットとした各事業を展開していきます。
今回の各事業が何かのキッカケとなり、学生の主体的な取組みを促し、ひいては宮崎のさらなる活性化の一助となれば、と考えています。

 

以上、今週の花金は開学30周年記念式典等の運営に携わらせていただいている経理係のアラキがお送りしました。

講堂側からみたMMU